汕頭(すわとう)刺繍で柄の部分をより立体的に魅せ、地紋にも銀糸を織り込み少しドレスアップしたコーディネートに最適な名古屋帯です。

中国広東省東部の「汕頭」という場所で今も受け継がれる刺繍の技法になります。汕頭で発祥した中国三大刺繍のひとつで1858年の天津条約をきっかけとしてヨーロッパから刺?の技術が伝えられたことが起源とされています。そこから、汕頭で独自の発展を遂げたことで汕頭刺?が生まれました。オープンワークという切り抜き技法で透かしを表現するとても手の込んだ刺?で、高度な技術を要する工芸品です。その細密さから、「絹の彫刻」とも呼ばれます。細密で美しいデザインが特徴で、世界中で愛されています。

地色と刺繍糸色のコントラストをお楽しみください。